ドッグフードに含まれる栄養バランスや原材料を確認してから購入しよう

ドッグフードの栄養バランスと原材料

ドッグフードを選ぶ際は価格だけでなく、栄養バランスや原材料をしっかりと確認することが大切です。

ワンちゃんの健康に欠かせない6大栄養素がバランス良く含まれているドッグフードを購入しましょう。

原材料に関しては、鶏肉やラム肉などの肉類がメインになっているドッグフードがおすすめです。

 

 

理想の栄養バランスを学ぼう

ワンちゃんにおすすめの栄養バランス

ドッグフードを選ぶ際は、栄養バランスをしっかりと確認するようにして下さい。

犬が健康に成長して長生きするためには、下記の栄養素をバランス良く摂取する必要があります。

【6大栄養素】

  • タンパク質
  • 炭水化物
  • 脂質
  • ビタミン
  • ミネラル

中でもタンパク質と炭水化物、脂質の摂取が重要です。

それぞれ『3(タンパク質):1(炭水化物):1(脂質)』が理想の栄養バランスとなっています。

この比率はあくまで目安です。大まかなイメージとして捉えて下さい。

 

タンパク質

犬の身体(骨や皮膚、筋肉、内臓、血液、毛、爪など)を生成するために欠かせない栄養素です。

『動物性タンパク質』と『植物性タンパク質』に分類されています。

犬は元来、肉食系なので動物性タンパク質の吸収力に優れています。

動物性タンパク質は主にチキンやラム肉、魚などの肉類に豊富に含まれています。

良質なタンパク質を摂取することで健康的なワンちゃんになり、高齢になっても毛並みがキレイになります。

逆にタンパク質が不足していると、抜け毛が多くなったり、免疫力が低下して病気を患いやすくなる傾向があります。

成長期に差し掛かるワンちゃんは逞しい筋肉を身に付けるために、より多く(成犬・シニア犬の4倍程度)のタンパク質を与えて下さい。

 

炭水化物

炭水化物はエネルギーを供給したり、胃腸を刺激して新陳代謝を促すなどの働きがある栄養素です。

主に小麦やトウモロコシなどの穀類に豊富に含まれています。

最近ではグレインフリーのドッグフードが注目を集めていますが、炭水化物を全然摂取しないのは問題があります。

適量を摂取することで、元気に身体を動かすことができます。

しかし粗悪・安価なドッグフードはコストを抑えるために、炭水化物の割合が多くなっている傾向があるので、購入前に栄養バランスをチェックしましょう。

炭水化物を過剰に摂取し続けると体内で全てを消化できません。

残った炭水化物が脂肪に変換されてしまい、メタボなワンちゃんになってしまいます・・・(汗)

 

脂質(脂肪分)

脂質は脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収をサポートしたり、炭水化物と同様に身体を動かす際のエネルギー源として機能します。

また、魚にたくさん含まれている脂肪酸は脳や網膜の働きを活性化させてくれます。

必要以上に脂質を摂取すると、当然脂肪がついてメタボになるので、しっかりとコントロールしてあげて下さい。

 

ビタミン

ビタミンはワンちゃんの身体機能を正常に保つために欠かせない栄養素です。

大きく『脂溶性ビタミン(脂に溶ける)』と『水溶性ビタミン(水に溶ける)』、『ビタミン様物質(ビタミンに似た有機化合物)』の3つに分類できます。

さまざまなビタミンがありますが、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準によると、犬の必須ビタミンとして、ビタミンAやビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群を指定しています。

参考サイト:AAFCO(米国飼料検査官協会)の公式サイト

それぞれのビタミンの働き・作用は下記のとおりです。

ビタミンA 視覚の維持や皮膚・被毛の健康維持など
ビタミンB群 正常な生育、新陳代謝の調整など
ビタミンD カルシウムやリンの吸収をサポート
ビタミンE 老化防止や免疫機能の維持

 
ドッグフードでは果物や野菜を使用していたり、添加物としてビタミンを配合しているケースがあります。

ビタミン自体はごく微量の摂取でオッケーです。

過剰摂取をしてしまうと、骨障害や嘔吐、脂肪肝、腎臓障害などを引き起こす恐れがあります。

特に脂溶性ビタミンの取り過ぎには気を付けましょう。

過剰摂取をした場合、水溶性ビタミンは体外に排出されますが、脂溶性ビタミンは体内に蓄積されていくためです。

 

ミネラル

カルシウムやリン、鉄分、マグネシウム、カリウム、亜鉛、ナトリウム、塩素、銅、マンガン、ヨウ素などが挙げられます。

ミネラルはお互いの相互作用で身体に働きかける性質があるため、それぞれのミネラル類をバランス良く摂取することが大切です。

カルシウム 骨の健康維持や心臓を動かすなど
リン カルシウムと一緒に摂取することで骨や歯を健康にします
鉄分 血液に存在するヘモグロビンや筋肉に存在するミオグロビンと結合
マグネシウム タンパク質の合成やエネルギー代謝、筋肉の収縮など
カリウム・ナトリウム・塩素 各細胞の浸透圧を調整します
亜鉛 血液に存在するヘモグロビンを生成します
赤血球や皮膚の働きを正常化させます
マンガン 酵素の働きをサポートします
ヨウ素 甲状腺ホルモンを生成します
セレン ビタミンEの働きをサポートします

 

ここまでさまざまな栄養素を紹介してきましたが、水も大切です。

体内に存在している10%の水分が失われてしまうと危篤状態になり、さらに15%の水分が失われると死んでしまいます。

そのため、いつでも水分を摂取できるように容器入れて、近くに置いておいてあげましょう。

特に水分量が少ないドライタイプのドッグフードを与えている場合は、水を入れている容器に水が入っているかどうかをこまめにチェックしてあげて下さい。

但し、ミネラルウォーターを与える際は注意をして下さい。

文字通り『ミネラルが含まれている水』なので、ミネラルウォーターを飲み過ぎるとミネラルの取り過ぎが原因で、尿路結石を患うリスクが上昇します。

そのため、ワンちゃんに水を与える場合は水道水にしましょう。

日本国内の水道水は軟水なので、ミネラルの含有量が少なくて安心です。

 

ここからはドッグフードに含まれている原材料に関して詳しくみていこうと思います。

 

鶏肉(チキン)

鶏肉は高タンパクで低カロリー食材

鶏肉は数多くのドッグフードで採用されている食材です。

動物性タンパク質が豊富に含まれているだけでなく、脂肪分が他の食肉(牛肉や豚肉)よりも少なくて低カロリーという特徴があります。

ビタミンAが豊富で、皮膚や粘膜を強化する作用が期待できます。

食いつきが良い食材なので、日頃から偏食傾向がある愛犬にもしっかりと食べてくれる可能性が高いです。

また、他の食肉よりもコストがそれほどかからないので、チキンを主要成分にしているドッグフードはリーズナブルな価格設定になっている商品が多いです。

鶏肉を主要成分としているドッグフードとしては、ブッチやモグワン、カナガン、いぬひかり、ピッコロ、ネルソンズ、アーテミス、サイエンスダイエット、愛犬元気、ロイヤルカナンなどが挙げられます。

 

チキンミールは別物

鶏肉ではなく、『チキンミール』と記載されているドッグフードは注意が必要です。

チキンミールとは正肉だけでなく内臓や骨、トサカ、クチバシなどのさまざまな部位を粉末化している食材です。

一般的には製造コストを抑えるために、かさ増し目的で使用されることが多く、安価なドッグフードに含まれていることが多いですね。

但しプレミアムドッグフードでも正肉を使用すると、水分が多くなってタンパク質の割合が減少してしまうため、あえてチキンミールに加工している商品があります。

その場合は「鶏肉のみを使用して、副産物は含まれていません」などという表記がされているので、気になるようであれば商品の原材料欄を確認してみて下さい。

鶏肉だけでなく、その他の食肉ミールでも同様のことが言えます。

 

牛肉(ビーフ)

牛肉は成長期の子犬や活動量の多い成犬に最適

牛肉には良質な動物性タンパク質が豊富に含まれています。

また、脂質が多くて他の食肉よりもカロリーが高いです。

亜鉛や鉄分、ビタミンBなども豊富に含まれています。

カロリーやコレステロールが高いので、成長期の子犬や活動量が多い成犬におすすめの食材です。

逆にシニア犬や日頃からあまり運動をしない犬に与えると肥満になることがあるので、注意をして下さい。

牛肉を主要成分としているドッグフードとしては、キアオラ(Kia Ora)やジウィピーク(ZIWI)、オリジン(Orijen)、ドットわんなどが挙げられます。

 

羊肉(ラム)

羊肉は栄養バランスが良くコレステロール値も低い

羊肉にはタンパク質やビタミン、ミネラル、脂質などの栄養素がバランス良く含まれています。

鶏肉などと比較してカロリーや脂質が高めです。

オメガ3やオメガ6の脂肪酸といった不飽和脂肪酸も豊富で、魚肉と同じくらいの低コレステロールで健康的です。

また、不飽和脂肪酸の働きで皮膚を健康にしたり、毛並みをキレイにする効果も期待出来ます。

但し羊肉のニオイは独特なので、食いつきが悪い犬もいます。

鶏肉や牛肉のドッグフードよりも流通量が少ないので、価格が高めに設定されているケースが多いです。

羊肉を主要成分としているドッグフードとしては、キアオラ(Kia Ora)やジウィピーク(ZIWI)、ナチュラルドッグフード、アカナなどが挙げられます。

 

鹿肉(ベニソン)

鹿肉は高タンパクで低カロリー・低脂質

鹿肉は人間向けの食材としてもあまり馴染みがありませんが、実は高タンパクで低カロリー、低脂質という特徴があります。

ヘモグロビンやミオグロビンといった鉄分が豊富で、疲労回復や抵抗力アップ、毛並みの改善などの効果が期待できます。

その他にはビタミンBもたっぷりと含まれていて、皮膚や粘膜の働きを正常にしてくれます。

上記の羊肉と同様にオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が豊富に含まれているので、皮膚を健康に保ったり毛並みをキレイにしてくれます。

このように鹿肉は他の食肉と比較して栄養価が高く、さまざまな効果が期待できます。

しかし、家畜として飼育していないため漁師さんが1頭ずつ捕獲する必要があり、製造コストが高くなります。

鹿肉を主要成分としているドッグフードとしては、デイリースタイル(Daily Style)やZEN、ジウィピーク(ZIWI)、アディクション、ワイルドレシピなどが挙げられます。

 

豚肉(ポーク)

豚肉はビタミンB1が豊富で糖質をエネルギーに変える

豚肉に含まれているタンパク質は牛肉などと比較すると含有量自体は少なめですが、体内での吸収力に優れています。

ビタミンB群が豊富に含まれていることでも知られています。

その中でもビタミンB1が豊富で、牛肉の約10倍も含まれています。

体内に摂取した糖質をエネルギーに変換して、疲労回復効果が期待できます。

また、肝機能をサポートする働きがあり、いつまでも健康な内臓を維持することができます。

但し豚肉は牛肉と同様にカロリーが高めなので、肥満傾向にある愛犬に与える際は給与量を調整するようにして下さい。

豚肉を主要成分としているドッグフードを見かけることはあまりないですが、実際には流通しています。

例えばビオナチュールやアカナ、ドットわん 豚ごはん、プレイアーデン、ラスミック パーフェクション ポーク、プロステージ ル・シアン ポークなどが挙げられます。

 

馬肉

馬肉は高タンパクで低カロリー・低脂質

馬肉は高タンパク質であるだけでなく、ヘルシーとして知られている鶏肉よりも低カロリー・低脂質です。

脂肪が増えることを抑えられるので、ダイエット効果も期待出来ます。

鉄分やカルシウムに関しては、牛肉や豚肉の3倍以上含まれています。

その他にはグリコーゲンが豊富に含まれていて、食いつきも抜群です。

さらにスタミナ増強や疲労回復などの効果もあります。

 

アレルギー体質のワンちゃんにもおすめ

馬肉は他の食肉と比較してアレルギーの症状が現れにくいです。

鶏肉や牛肉を主要成分としているドッグフードを与えていて、何らかのアレルギーが出ている場合は馬肉に切り替えてみてください。

もしかしたらアレルギーが治まるかもしれません。

馬肉は鹿肉と同様に流通量自体が少ないので、必然的に価格が高く設定されています。

馬肉を主要成分としているドッグフードとしては、馬肉パラパラミンチや馬肉自然づくり、馬肉パーフェクトなどが挙げられます。

 

鮭(サーモン)

サーモンは高タンパクでアレルギーも少ない食材

食物アレルギーのワンちゃんが増加していることを背景にして、サーモンをベースにしたドッグフードが増えてきています。

サーモンはチキンと同様に高タンパク・低カロリーの食材なので、ドッグフードのメイン食材に最適です。

ビタミンBやビタミンD、ビタミンEなども豊富で、疲労回復効果があります。

サーモンにはアスタキサンチンという成分が含まれています。

抗酸化作用に優れていて、アンチエイジング効果や白内障の予防などが期待できます。

ビタミンCは抗酸化作用に優れていると言われていますが、このアスタキサンチンはビタミンCの約1000倍も効果があると言われています。

 

オメガ脂肪酸も含まれています

その他にもオメガ脂肪酸(EPA・DHA)も含まれていて、血液をサラサラにしたり、血管自体を若返らせてくれます。

皮膚トラブルを改善する働きもあり、アトピー性皮膚炎やノミアレルギー性皮膚炎などに効果を発揮します。

DHA(ドコサヘキサエンサン)自体には脳を活性化させてボケ防止に有効です。

そしてEPA(エイコサペンタエン酸)は、抗炎症作用や高血圧予防などが期待できます。

ドッグフードではなく、直接サーモンを与える場合は火を通してあげましょう。

本来、犬は本魚を食べる習慣がないため、生のまま与えると消化不良になったり、下痢をする恐れがあります。

サーモンをメインにしているドッグフードとしては、POCHI ザ・ドッグフード ワイルドサーモンやカークランドサーモンポテト、フィッシュ4ドッグ サーモン、プレイアーデン(ウェットフード)などが代表的です。

 

タマゴ

タマゴは栄養価が高くタンパク質が豊富

鶏のタマゴにはタンパク質が豊富に含まれています。

タンパク質は体内で酵素やエネルギー源に変換されたり、血液や筋肉などを生成する際に欠かせない成分の一つです。

ビタミンやミネラルなども含まれています。

例えばビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康を維持する働きを担っています。

新陳代謝を促すので、日頃から活発に運動するワンちゃんにおすすめです。

一方のミネラルは骨や血液を生成する際に必要な成分です。

また、動物性タンパク質をエネルギーに変換する際に多くのミネラルが必要となります。

タマゴは非常に栄養価が高い食材である一方で、カロリーが高めです。

そのため、肥満気味のワンちゃんには給与量を調整してあげることが大切です。

タマゴを与えすぎてしまうとコレステロールの摂り過ぎで、脂肪肝や高脂血症などの病気になる恐れがあります。

 

ほうれん草

ほうれん草は鉄分やビタミンが豊富です

ほうれん草は鉄分やビタミンが豊富に含まれている野菜で、私たち人間だけでなくワンちゃんにもおすすめの食材です。

具体的には鉄分やマグネシウム、ビタミンC・E・B1・B2、ベータカロテンが含まれています。

鉄分やマグネシウムには骨の生成に欠かせない成分であるだけでなく、ワンちゃんの性格を穏やかにする作用もあります。

ビタミンCには免疫力を高めて、風邪や感染症の予防におすすめの栄養素です。

ビタミンEは体内の活性酸素を除去して血液を浄化できるので、体内の血流を促してくれます。

 

加熱処理をすることが大切です

但し、ほうれん草にはシュウ酸が含まれている点には少し注意をして下さい。

シュウ酸は尿路結石の原因となる恐れがあり、結晶化した石が尿道に詰まってしまい、尿をする際に痛みを感じてしまいます。

もちろん少量のほうれん草を食べたくらいでは尿路結石になることはありません。

また、加熱処理をすることでシュウ酸は激減するので、ドッグフードに含まれているほうれん草なら安心です。

逆に手作りフードとしてほうれん草を愛犬に与える場合は、しっかりと茹でてから与えるようにしましょう。

シュウ酸はカルシウムと結合すると尿や便と一緒に排出されるので、カルシウムを豊富に含んでいる食材と一緒に与えることも効果的です。

 

ニンジン

ニンジンはベータカロテンが豊富で若々しい身体を維持できる

ニンジンはベータカロテンが豊富に含まれている野菜です。

ドライフードやウェットフード、おやつなどにも使用されています。

ベータカロテンはビタミンAが豊富で、皮膚の新陳代謝を促したり、優れた抗酸化作用があるため、いつまでも若々しい身体を維持することができます。

その他には造血作用があり、質の良い血液を作り出す際に役立ちます。

 

ビタミンA中毒になる恐れがある

但し犬が大量のベータカロテンを摂取すると、ビタミンA中毒になることがあります。

犬は他のほ乳類と比較して、摂取したベータカロテンをビタミンAに変換するスピードが速いことが主な原因です。

ビタミンA中毒になると、皮膚や肝臓にトラブルが起こったり、嘔吐や腹痛、食欲不振、無気力になる恐れがあります。

肝臓に負担をかけてしまうため、肝臓病を患っていたり、肝臓の数値が高い場合はニンジンを与えないようにしましょう。

市販のドッグフードに含まれている程度のニンジンの量ではビタミンA中毒にはなることはないので、ドッグフードで与える分にはそこまで神経質になる必要はありません。

 

キャベツ

キャベツはビタミンやミネラル、不溶性食物繊維が豊富です

キャベツにはビタミンCやビタミンU、カロテンなどが豊富に含まれています。

ビタミンCは抗酸化作用や免疫力の向上などの作用があり、皮膚を健康に保ったり、疲労回復や病気の予防などにおすすめです。

ビタミンUには胃腸の粘膜の新陳代謝を促して、胃腸の粘膜強化や消化機能を高めてくれます。

そのため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や治療にも貢献します。

また、ミネラルも豊富でカリウムやカルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、亜鉛、鉄分などが含まれています。

ミネラルには身体の機能を調整したり、病気を予防する働きがあります。

その他には不溶性食物繊維が含まれていて、大腸に存在する有害物質を便と一緒に排出してくれます。

腸内に存在する細菌に栄養となり、大腸の働きを正常に保つ作用もあります。

 

そのまま与える場合は茹でてあげる

キャベツは消化が良くないので、そのまま与える場合は茹でたり、細かく刻んで与えるようにしましょう。

但しキャベツの芯を与えることは控えましょう。

キャベツの芯には硝酸イオンが含まれていて、中毒症状が現れる恐れがあります。

体内で硝酸が亜硝酸に変換されて、メトヘモグロビン血症が生じるためです。

 

サツマイモ

サツマイモは食物繊維が豊富で便秘のワンちゃんに最適

サツマイモは食物繊維が豊富な野菜です。

食物繊維は腸内に存在する善玉菌を増加させるだけでなく、悪玉菌や毒素に吸着して体外に排出する働きがあります。

そのため、便秘気味のワンちゃんにぜひ摂取してもらいたいです。

ビタミンCやビタミンEも含まれています。ビタミンCは疲労回復や免疫力の向上などの効果があります。
ビタミンEには抗酸化作用があり、老化防止におすすめの栄養素です。

サツマイモはアレルギーを発症することもないので、米や小麦、トウモロコシなどの代わりにドッグフードへ入れているケースが多いです。

直接サツマイモを与える場合は過剰摂取に気を付けて下さい。

適量を超えると便秘や下痢になることがあります。

 

ジャガイモ

ジャガイモは炭水化物が豊富でアレルギーの心配なし

ジャガイモは炭水化物が豊富ですが、その他にもビタミンCやB1、B6、カリウム、銅モリブデンなどの成分も含まれています。

ビタミンCが豊富です。疲労回復や免疫力の向上などの効果があり、病気がちやストレスを感じやすいワンちゃんに積極的に摂取してもらいたい栄養素です。

ビタミンB6にはタンパク質がエネルギーに変換される際に機能する酵素の働きをサポートします。

本来、犬は肉食でタンパク質をたくさん摂取する動物なので、ビタミンB6は欠かせない成分といえます。

 

芽や皮の部分は取り除こう

直接ジャガイモを与える場合は芽の部分をしっかりと取り除いてあげて下さい。

ジャガイモの芽にはソラニンという成分が含まれていて、大量に摂取すると、吐き気や嘔吐、腹痛、頭痛などの症状が現れることがあります。

また、皮の部分は消化しにくいので、できれば取り除いてあげましょう。

もちろんドッグフードに含まれている場合はそれほど気にする必要はありません。

上記のサツマイモと同様にアレルギーがないので、穀物アレルギーがあるワンちゃんでも安心して食べることができます。

 

トウモロコシ

トウモロコシは炭水化物やビタミン類、ミネラルなどのバランスに優れています

トウモロコシにはたくさんの炭水化物が含まれています。

さらにビタミン類(B1、B2、Eなど)やミネラル類(カルシウム、マグネシウムなど)、リノール酸、食物繊維がバランス良く含まれています。

トウモロコシに含まれているデンプンは、ドッグフードの製造工程において、1粒1粒を滑らかに形成する働きもあります。

食品用の原料としては、コーンオイルやコーンスターチなどが頭に浮かびますが、特におすすめなのがコーングルテンです。

コーングルテンは消化性に優れたタンパク質で、ワンちゃんの健康に役立ちます。

グルテンと名付けられていますが、タンパク質のみの原料で小麦は一切含まれていません。

 

ヒゲや皮、芯の部分はNGです

但しトウモロコシのヒゲや皮、芯の部分を与えないようにしましょう。

これらの部分は消化が悪く、実際に健康被害が現れたケースも報告されています。

愛犬に直接与える際は黄色い実の部分だけを茹でてあげて下さい。

また、粗悪なドッグフードに中にはトウモロコシのヒゲや皮、芯の部分を原料として配合している商品もあります。

どうしても心配な場合は、トウモロコシをメイン原料しているドッグフードの購入を控えたり、ヒューマングレードのドッグフードを購入するようにしましょう。

 

リンゴ

リンゴは栄養価に優れた果物で病気の予防などにおすすめ

リンゴは栄養価に優れた果実として知られていて、人間だけでなくワンちゃんにもおすすめです。

ペクチンやビタミン類、カリウム、ポリフェノールなどがバランス良く含まれています。

ペクチンは水溶性の食物繊維で、腸内の善玉菌を増加させて悪玉菌を排出する働きがあります。

整腸作用だけでなく、血液中の毒素やコレステロールなども排出してくれます。

ビタミンに関してはビタミンB群やビタミンC、ビタミンE、カロテンなどが含まれています。

そしてカリウムは体内に存在する不要な塩分を排出する働きがあります。

利尿作用もあるので、腎臓病や高血圧を予防することも可能です。

リンゴの皮にはポリフェノールが豊富に含まれています。

ポリフェノールには優れた抗酸化作用があり、病気の予防や老化防止などの効果が期待できます。

そのため、リンゴを直接与える場合は皮の部分も含めて食べさせて下さい。

リンゴの種はしっかりと取り除いてあげましょう。リンゴの種にはアミグダリンという成分が含まれています。

犬がアミグダリンを大量に摂取すると、中毒症状が現れる恐れがあるためです。

 

トマト

トマトはリコピンが豊富で老化予防におすすめ

トマトには抗酸化作用に優れたリコピンが豊富に含まれています。

リコピンには活性産を減少させる働きがあり、エネルギー代謝をスムーズにしてくれます。

さらに老化を防いでくれるため、いつまでも若々しい身体を維持することができます。

その他にはビタミンCやビタミンE、カロテンなども豊富で、免疫力の向上や生活習慣病の予防、抗がん作用が期待できます。

 

赤く完熟したトマトだけを与えよう

直接トマトを与える場合は、赤く完熟したトマトのみを食べさせて下さい。

青い未熟なトマトにはトマチンという成分がたくさん含まれています。

トマチンは有機化合物のアルカロイドの一種で毒性があるためです。

トマチンはジャガイモの芽に含まれているソラニンと同様の成分です。

 

オートミール

オートミールは食物繊維が豊富で健康的な便が出ます

オートミールとはオート麦の実の部分のことです。

食物繊維やビタミン、ミネラル、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。

特に食物繊維が豊富に含まれていて、消化吸収をサポートして健康的な便が出るようになります。

血中のコレステロールを下げる効果も期待できます。

また、同じ穀類である小麦やトウモロコシと比較してグルテンの含有量が少ないため、アレルギーが起こりにくいという特徴があります。

ビタミン類の中ではビタミンB1とB2が豊富です。

これらは皮膚や粘膜の新陳代謝を促して正常に働かせる効果があります。

 

ミートミールとは別物

ドッグフードに含まれているチキンミールやビールミールなどとは全くの別物です、

犬だけでなく人間にもおすすめの食材なので安心して与えてあげて下さい。

 

ビール酵母

ビール酵母は酵母菌の一種で、パンを作る際に混ぜるイースト菌などと同じ仲間です。

文字通り、ビールを製造する際に麦汁を発酵させるために使用します。

アミノ酸が豊富(全体の50%程度)で、必須アミノ酸が9種類、その他のアミノ酸も10種類含まれています。

そもそもタンパク質はアミノ酸が鎖状に繋がって形成されています。

体内ではタンパク質と一緒にエネルギー源として変換されます。

その他には食物繊維(全体の30%程度)やミネラル、ビタミンB群、食物繊維、核酸などが含まれています。

食物繊維は腸内環境を整えてくれるので、善玉菌を増加させて便の調子を改善してくれます。

 

ビートパルプ

あまり聞き慣れないですが、ビートパルプはサトウダイコンから砂糖を搾り取った後の食物繊維のことです。

一般的に搾り取った砂糖は人間向けの食用に使われ、残りのビートパルプは家畜のエサとして使用されます。

可溶性繊維と不溶性繊維の両方の食物繊維がバランスよく含まれています。

食物繊維は消化管内の輸送速度を調節したり、腸内環境を健康的に維持してくれます。

ビートパルプは食物繊維が豊富なので、牛や馬などの草食動物には適しています。

しかし犬は肉食系なので、草食動物ほどの食物繊維は必要ありません。

必要以上に食物繊維を摂取すると、ウンチが硬くなってしまいます。

安価なビートパルプをドッグフードに加えることで、かさ増しをしてコストを抑える目的で使用されています。

特に安価なドッグフードにビートパルプが使用されているケースが多いです。

 

海外産のビートパルプは危険

日本国内で生産されている大半のビートパルプは北海道産で、専用の機械を使用して圧力をかけてサトウダイコンから砂糖を搾取します。

一方で海外産のビートパルプはコストを抑えるために、硫酸系の薬品が使用して砂糖を搾取します。

そのため、硫酸系の薬品が残った状態でドッグフードの原材料として使用されている恐れがあります。

栄養面だけでなく健康面においても問題がある原材料なので、ビートパルプ(特に外国産)が大量に使用されているドッグフードはおすすめしません。

 

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