ペディグリー(Pedigree)はマース ジャパン リミテッドから販売されているドッグフードです。
非常に知名度が高くて全国展開しているので、近隣のドラッグストアやスーパーマーケットなどでも販購入することができます。
どの商品も価格が安くて、ドッグフードにあまりお金をかけられない場合におすすめの商品です。

知名度が高い大手ドッグフード
ペディグリーは日本国内で非常に知名度が高いドッグフードブランドです。
少し前までは定期的にテレビCMも放送されていたので、愛犬家はもちろんですが、ペットを飼っていない方でも知っていると思います。
全国展開していて、近隣のドラッグストアやスーパーマーケットなどでも販売されています。
商品ラインナップも豊富で、ドライフードだけでなく、ウェットフードやスナック、オーラルケアなどのさまざまなアイテムが用意されています。

ベーシックなペディグリードライシリーズ
ワンちゃんが元気で楽しい毎日を送るために栄養バランスと美味しさを重視しています。
『消化吸収の健康維持』『毛づや・皮膚の健康』『お口の健康』『免疫力維持サポート』という4つの観点から作られています。
良質な原料を厳選使用することで消化吸収を高めています。
また、ベジタブルオイルを使用していて、ワンちゃんの毛並みや皮膚の健康を維持してくれます。
成犬用
ビーフ&緑黄色野菜入り(2.2kg、5.5kg、10kg)
ビーフ&緑黄色野菜&魚入り(2.2kg、5.5kg、10kg)
チキン&緑黄色野菜入り(2.2kg、5.5kg、10kg)
子犬用
チキン&緑黄色野菜入り(1.8kg)
7歳から用
チキン&緑黄色野菜入り(2.2kg、5.5kg、10kg)
11歳から用
チキン&緑黄色野菜入り(2.2kg、5.5kg、10kg)
肥満気味の愛犬用
ささみ&ビーフ&緑黄色野菜入り(2.2kg、5.5kg、10kg)
大型犬用
ビーフ&チキン&緑黄色野菜入り(10kg)
小型犬専用の『ペディグリー それいけ!小型犬』
小型犬のために作られた専用フードです。
『消化吸収に良い素材』『毛づや・皮膚の健康維持』『お口の健康』『健康を保ち免疫力維持』という4つの観点から作られています。
消化に優れたお米を使用していて、健康なウンチが出やすくなります。
また、リノール酸が豊富に含まれているヒマワリ油を使用して、毛並みや皮膚の健康を維持してくれます。
成犬の小型犬向け
チキン・チーズ入り(1kg、2kg)
チキン入り(1kg、2kg)
ビーフ入り(1kg、2kg)
子犬の小型犬向け
チキン入り(800g)
7歳からの小型犬向け
チキン入り(1kg)
11歳からの小型犬向け
チキン入り(1kg、2kg)
体重が気になる小型犬向け
体重管理用チキン入り(1kg、2kg)
ドライフード以外の商品
ペディグリードッグフードはドライフードだけではありません。
ウェットフードやスナック、オーラルケアなどの商品も販売されています。
ウェット

水分量が多く含まれているので、肉本来の食感が楽しめて食いつきに優れています。
パウチタイプと缶タイプが販売されています。
両方とも『成犬用』『子犬用』『年齢別』が用意されています。
スナック

間食用のスナックが販売されています。
『おやつ豆腐』『おやつ豆腐ミックス』『おやつりんご』『おやつエチケット』が用意されています。
オーラルケア

デンタエックスというオーラルケア商品が販売されています。
独自のX型をしていて、噛むことで歯石の蓄積を抑えることができる専用ガムです。
『超小型犬用』『小型犬用』『中・大型犬用』が用意されています。
主な原材料の効果・作用
ペディグリーのドライフードに使用されている主な原材料の効果・作用を紹介します。
穀類

ドライフードに一番多く使用されているのが穀類です。
具体的な食材は記載されていませんが、主にイネ科の植物のことを意味していて、米や大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシなどが該当します。
穀物の主な栄養素は炭水化物です。ワンちゃんは本来肉食動物なので、炭水化物の大量摂取は苦手にしています。

肉類は質の良い動物性タンパク質を摂取することができるためです。
大豆

大豆には植物性タンパク質や脂質、糖質、ビタミンB1、ビタミンE、葉酸、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、銅などのさまざまな栄養素が含まれています。
高タンパク・低カロリーな食材なので、ワンちゃんにはおすすめです。
生の大豆にはトリプシンインヒビターという毒素が含まれていますが、加熱処理を施して加工されているので安心して下さい。
肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフなど)

肉類の中で一番多く使用されているのがチキンミールです。
ミールとはくず肉や内臓、骨などの副産物をレンダリングして粉砕したもので、正肉ではありません。
メーカー側にとっては廃棄処理される食材を有効利用することで、製造コストを抑えることができるメリットがあります。

油脂類(パーム油、大豆油)

パーム油や大豆油などの植物オイルを使用しています。
ドッグフードに油脂類を加えることで、ワンちゃんの食いつきを良くするために配合されています。
また、良質な脂質はワンちゃんの毛並みや皮膚の健康を維持する働きがあります。
ペットフードで問題視されている動物性油脂は使用されていない点は嬉しいですね。
注意!添加物がいくつか使用されています

ペディグリーのドライフードには合成添加物がいくつか使用されています。
それらの成分の危険性に関して詳しくみていきましょう。
着色料
青色2号や赤色102号、黄色4号、黄色5号、二酸化チタンといった着色料が使用されています。
青色2号
別名『インジゴカルミン』とも呼ばれています。
食品添加物や工業製品の着色目的に使用されています。
発がん性やアレルギーの誘発、遺伝子が損傷するなどのリスクがあります。
赤色102号
別名『ニューコクシン』とも呼ばれています。
日本国内では食品添加物としての使用が認められていて、ソーセージや漬け物などに使用されるケースが多いです。
しかし、アメリカやカナダ、ベルギーなどの国々ではアレルギーを誘発する恐れがあるとして、使用が禁止されています。
黄色4号
別名『タートラジン』とも呼ばれています。
和洋菓子や漬け物、清涼飲料水、飴(あめ)などの使用されています。
喘息や蕁麻疹(じんましん)、鼻づまり、眼の充血などのアレルギー症状が出る恐れがあります。
黄色5号
別名『サンセットイエローFCF』とも呼ばれています。
菓子類や清涼飲料水などに使用されているケースが多いです。
発がん性がアレルギーが現れる恐れがあるため、ドイツでは使用を禁止しています。
二酸化チタン
チタン加工物の一種で、食品を白色に着色することができます。
世界保健機関(WHO)では、この二酸化チタンを「発がん性がある物質」に分類しています。
その他にも不妊・妊娠合併症やアルツハイマーなどを誘発する恐れもあります。
酸化防止剤
BHAやBHT、クエン酸などが酸化防止剤として使用されています。
酸化防止剤を使用することで、フードの品質劣化を遅らせることができます。
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
ガソリンの酸化防止目的で開発された成分です。
発がん性が確認されましたが、欧米の国々からの圧力によって現在でも食品添加物として使用されています。
油脂やバター、魚介類の加工品などに添加されています。
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
フェノール系酸化防止剤で、接着剤やゴム、繊維加工剤、包装材料などに使われています。
食品添加物としては、魚介冷凍品・乾燥品やチューインガム、バター、マーガリンなどに使用されています。
皮膚炎や発がん性、変異原性、体重低下などのリスクがあります。
クエン酸
クエン酸は合成酸化防止剤ではなく、レモンや梅干しなどに含まれている天然由来成分です。
上記のBHTなどと併用して使用されるケースが多いです。

pH調整剤
食品の腐敗防止や変色防止の目的で使用されます。
酸性やアルカリ性の度合いを調整するために添加されます。
pH値を調整することで、ドッグフードの変色や変質、腐敗など防止することができます。
FAO・WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の審査では、安全な成分だとジャッジされています。
保存料(ソルビン酸K)
ペディグリーのドライフードでは保存料としてソルビン酸Kが使用されています。
ソルビン酸Kはソルビン酸のカリウム塩という有機化合物のことです。
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあります。
健康面においては、発がん性のリスクが指摘されています。
ウォルサム研究所で開発されたドッグフードです

ペディグリーのドッグフードはイギリスのウォルサム研究所で開発されています。
コンパニオン・アニマルの栄養学に関する世界的な知識を蓄積している研究所です。
世界各地に30箇所の研究開発施設を展開しています。
獣医学者・栄養学者・生化学者・動物行動学者・繁殖学者をはじめとした1,000名を超えるスタッフを抱えていて、さまざまな角度からコンパニオンアニマルの栄養と行動に関する研究を続けています。
ワンちゃんのライフステージに応じた栄養バランスや消化率などの研究も実施しています。
ペディグリーのドライフードはタイ(東南アジア)の工場で製造されています。
ウォルサム研究所の公式サイト:https://jp.waltham.com/
開封後の賞味期限は1ヶ月以内です
ペディグリーのドライフードの商品はどれも、開封前であれば製造から18ヶ月が賞味期限となっています。
開封後においては、たとえ賞味期限内であっても1ヶ月で食べきって下さい。
そのため、愛犬が1ヶ月で食べる量を計算して購入する商品サイズを選びましょう。
1日あたりの給与量
ペディグリーのドッグフードでは、愛犬の体重に応じて1日あたりの給与量が決められています。
栄養総合食に分類されているので、基本的にはペディグリーのドライフードと水だけで必要な栄養が摂取できます。
1日2~3回に分けて食べさせましょう。
ベーシックな成犬用の『ビーフ&緑黄色野菜入り』の給与量は下記のとおりです。
体重 | 1日の給与量 | 200ccのカップ数 |
---|---|---|
1kg | 30g | 1/2 |
3kg | 65g | 1 |
5kg | 95g | 1 1/4 |
7kg | 120g | 1 1/2 |
10kg | 155g | 2 |
15kg | 210g | 2 3/4 |
20kg | 265g | 3 1/4 |
30kg | 355g | 4 1/2 |

リーズナブルな価格で買いやすい
ペディグリーのドライフードはどの商品もリーズナブルな価格設定になっています。
販売店や商品によって多少異なりますが、大体1kgあたり300円前後で推移しています。
数ある市販のドッグフードの中でも安い価格帯に分類される商品ですね。
また、ドラッグストアやスーパーマーケットでは特売セールがされることもあり、さらに安い価格で購入できることもあります。

商品名 | アマゾン | 楽天市場 |
---|---|---|
成犬用 チキン&緑黄色野菜入り(2.2kg) | 652円 | 658円 |
ささみ&ビーフ&緑黄色野菜入り(2.2kg) | 772円 | 910円 |
子犬用 チキン&緑黄色野菜入り(1.8kg) | 652円 | 658円 |
小型犬向け チキン・チーズ入り(2kg) | 702円 | 748円 |
11歳からの小型犬向け チキン入り(2kg) | 718円 | 708円 |
※送料は別途かかります
ペディグリー・ドライフードの口コミ評判
実際にペディグリーのドライフードを購入して、愛犬に食べさせたことがある方々の口コミ評判を紹介します。
良い口コミ

特売をしている時はまとめて購入することもあります。(5歳・フレンチブルドッグ)
特売セールの対象商品となることもあるので、お得にゲットして下さい。

うちのコは少し太っているので、『肥満気味の愛犬用 ささみ&ビーフ&緑黄色野菜入り』を与えています。(7歳・ダックスフント)
あなたの愛犬の年齢やタイプに合わせて最適な商品を選択できます。

かれこれ1年ほどペディグリーを食べさせています。(4歳・チワワ)
ワンちゃんの嗅覚を刺激して、食欲を促す効果が期待できます。
悪い口コミ

いつまでも元気で走り回ってほしいので、健康に良いフードを与えたいです。(4歳・マルチーズ)
短期的には影響はありませんが、何年にもわたって食べ続けることで身体に悪影響を及ぼすリスクがあります。

今はチキンがメイン原料となっているドッグフードに切り替えています。(7歳・柴犬)
質の良いタンパク質を摂取するためには肉類がメイン原料となっているドッグフードをおすすめします。
ペディグリーのドッグフードをおすすめできるワンちゃんと飼い主

ここまで紹介してきた内容をまとめると、ペディグリーのドッグフード(ドライフード)をおすすめできるワンちゃんや飼い主さんは下記のようなタイプです。
- 安いドッグフードを探している方
- 年齢やタイプに合わせてフードを選びたい方
安いドッグフードを探している方
ペディグリーのドライフードはどの商品もお手頃な価格設定になっています。
大体1kgあたり300円前後なので、金銭的な負担が軽いです。
多頭飼いをしているなどの理由で、ドッグフードにあまりお金をかけられない場合におすすめのドッグフードです。

年齢やタイプに合わせてフードを選びたい方
ペディグリーのドライフードは1種類だけでなく、さまざまな商品が用意されています。
成犬用や子犬用、年齢別、小型犬用、大型犬用、肥満犬用などの中から、あなたの愛犬にピッタリなフードを選ぶことができます。
また、チキンやビーフ、魚などのフレーバーも用意されているので、ワンちゃんの好みに合わせることもできます。
ペディグリーのドッグフードをおすすめできないワンちゃんと飼い主

一方で、ペディグリーのドライフードをおすすめできなワンちゃんと飼い主さんは下記のとおりです。
- 高タンパク質を摂取できるフードを探している方
- 無添加ドッグフードを探している方
高タンパク質を摂取できるフードを探している方
犬は本来肉食動物なので、健康を維持するためには質の良いタンパク質をたくさん摂取する必要があります。
しかしペディグリーのドライフードでは穀類がメイン原料となっているので、十分なタンパク質を摂取することが難しいです。
タンパク質は逞しい筋肉を作り出すだけでなく、皮膚や爪、被毛などにも影響を与えるので、できれば質の良いタンパク質を与えることをおすすめします。
見分け方としては、原材料の項目をチェックして下さい。

無添加ドッグフードを探している方
ペディグリーのドライフードには合成添加物が使用されています。
具体的には着色料(青2、赤102、黄4、黄5、二酸化チタン)や酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸)、pH調整剤、保存料(ソルビン酸K)です。
合成添加物は効果が優れている一方で、ワンちゃんの身体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
短期的には影響が現れることはありませんが、合成添加物が使用されているフードを長年食べ続けることで健康に影響を及ぼす可能性はゼロではありません。
また、アレルギーを発症する可能性も高くなります。

ビーフ&緑黄色野菜入りの原材料と成分
原材料
穀類、大豆、肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフなど)、家禽類、油脂類(パーム油、大豆油)、タンパク加水分解物、ビートパルプ、野菜類(トマト、ほうれん草、にんじん)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(メチオニン)、着色料(青2、赤102、黄4、黄5、二酸化チタン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸)、pH調整剤、保存料(ソルビン酸K)
成分
栄養素 | 含有割合 |
---|---|
タンパク質 | 18.0%以上 |
脂質 | 9.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
灰分 | 8.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カロリー | 345kcal/100g |